2017/07/13

ブランドのネーミング論

いきなりまとめ


 推奨されるネーミング手順。
  • 明確な目的設定
  • ブランド名の生成
  • ブランド名の評価
  • システム的に最終候補名の決定
  • 商標とトレードマーク用に4-5の名前を提出


Today I Learned


CREATING EFFECTIVE BRAND NAMES: A STUDY OF THE NAMING PROCESS
を参考に。


ネーミングの類型


ブランドのネーミング戦略は2通り。
  • Juliet  Principle(無意味な言葉を繰り返す中で刷り込ませる)
  • Joyce Principle(意味に基づくネーミング)

Joyce Principleにもとづいたトップ200のブランド名調査による2つのネーミング法。
  • semantic  appositeness(名前の一致性)
  • initial  plosives( b,  c,  d,  g,  k,  p,  q,  tから始まる名前)


消費者調査


消費者が名前から受ける印象。
  •  消費者は名前と製品カテゴリーの関連付けている
  •  消費者は製品カテゴリに典型的な名前を好む

技術製品について。
  •  英数字の羅列は技術製品に向いている
  •  AよりはZを使う方が良い
  •  響きの重い英数字の方が良い

記憶・認知度テストによるブランド名の調査。
  •  言葉より画像の方が記憶に残る
  •  関連する画像と共に掲示された名前の方が記憶に残る
  •  名前からの連想力と記憶性が関連


企業による実際のネーミング方法


フォーチュン500の消費財メーカーに対する調査。
6ステップ。
  •  ネーミング目的の確立
  •  ブランド名の発案
  •  ブランド名の絞り込み
  •  消費者に対する調査
  •  トレードマーク作成
  •  最終案決定

よく使われるブランド名選択の基準。
  • 製品性の表現力
  • 記憶性
  • 企業イメージとの合致
  • トレードマークの利用可能性

 推奨されるネーミング手順。
  • 明確な目的設定(マーケティング戦略、製品のポジションより)
  • ブランド名の生成(平均46、ブレインストーミングや個人による発案)
  • ブランド名の評価(調査の平均サンプル数74では統計的に不十分)
  • システム的に最終候補名の決定
  • 商標とトレードマーク用に4-5の名前を提出

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