2017/06/15

Deep Learningによる自動応答システム(Chatbot)の概要

いきなりまとめ


自動応答システムは2種類
  • Retrieval-based model
  • Generative model

DeepLearningはどちらのモデルにおいても使用される。
よく使われるのはクローズドドメインのRetrieval-based model。


Today I Learned


Deep Learning for Chatbots, Part 1 – Introduction
を参考に。


自動応答システムにはRetrieval-based modelとGenerative modelの2種類がある。
DeepLearningはどちらでも使用されうる。

Retrieval-based modelの特徴
  • 新しい応答を生み出さない。
  • 事前定義された応答集より取り出す。
  • その際にルールベースもしくはMLによるクラス分類を使用。
  • 文法的にミスがない。
  • 名前などの文脈情報を返せない。

Generative modelの特徴
  • 新しい応答を生み出す。
  • MachineTranslationと同様の技術を使用。
  • 名前などの文脈情報を返せる。
  • 文法的ミスがありうる。
  • 膨大なトレーニングが必要。
  • Sequence to Sequenceモデルが適している。

共通事項
  • 入出力のテキストが長くなるほど難易度が高い。
  • オープンドメインよりもクローズドドメインの方が難易度が高い。 

共通する困難
  • 会話文脈を取り込むこと。
  • 意味的に同じ質問に対して一貫した応答をすること。
  • 人の評価に匹敵するモデル評価の指標がないこと。
  • 一般的な応答ばかりすること。

Retrieval-based modelにせよGenerative modelにせよ、オープンドメインでのシステムは実現するのが困難。
文法ミスや不適切な応答の可能性があるGenerative modelよりもRetrieval-based modelが実際には用いられている。

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